ペットの終活には「高齢化したペットのシニアライフ」の場合と、「飼い主である自分がペットをお世話することができなくなった場合」があります。
ペットと自分のためにできることは何かを知り、今から1つずつ備えていきましょう。
まずはペットの終活の必要性からお話しします。
ペットの終活の必要性
一般社団法人ペットフード協会の調べによると、2020年では15歳未満の子供の数より、犬と猫の数の方が多くなっています。それくらいペットを飼っている人が多く
- 家族の一員として暮らしていて
- ペットの平均寿命が延び
- ペットの高齢化も進み
- 飼い主の高齢化が進んでいる
という状況になっており、ペットの終活を考える必要性がでてきました。
ペットのシニアライフ
ペットが高齢になったときに考えることは5つ
- 身体機能の低下 ー散歩に行けなくなったり、寝てる時間が長くなったときにどうするか?
- 介護が必要になったとき ー自分でお世話出来るのか?誰かに頼むのか?
- 終末期医療 ―どこまで積極的に治療をするか? どこまで延命治療をするか?
- お葬式 ー自治体の火葬場を利用するか?民間業者に頼むか?
- 供養・お墓 ー収骨できたときに手元に置くのか?ペットと共に入れるお墓にするか?
それぞれの状態になったときにどうするか、情報を集め、整理して考えておきましょう。
飼い主がペットの世話をできなくなったとき
飼い主であるあなたが高齢になり、ペットのお世話をできなくなるときのことがあるかもしれません。
- 身体機能の低下ー 体が思うように動かせなくなり、十分に面倒がみられなくなる
- 介護状態になるー 自分が介護が必要な状態になり、お世話ができなくなる
- 認知症になるー 食事をあげたか、散歩に行ったかが分からなくなったりする
- 施設への入所ー ペットが同居できる所はとても少ない
- 病院へ入院ー ペットは連れて行けない
- 費用― 誰かに頼むときの費用はどうするか?委任契約など
- 亡くなったとき― 誰に世話を頼むか? 一緒にお墓に入るか?
自分のこれからの寿命とペットの寿命を考え、考えられる手筈を整えておくことが必要です。
まとめ
「ペットのシニアライフ」のこと、「自分がお世話できなくなったとき」のこと、それぞれに場合に備えて 「ペットの終活」を始めていきましょう。
*情報の収集と整理をする ー自分とペットの現状に合わせて
*エンディングノートを書く―自分が先に逝く場合
*頼れる所をみつけておく ー親族、犬友、かかりつけの病院、ペットホテル、動物愛護団体など
*お金の準備をしておく ーペットに使うお金を別に用意、遺言、ペット信託など
*専門家に相談する ―一度話をしてみて情報を得る
そして何よりも大事なことは「思い出づくり」
まだ元気なうちから、ペットとの楽しい時間をたくさん持ちましょうー!